今や世界中で愛される日本古典文学の最高傑作「源氏物語」。
紫式部は、千年の時を超えて読み継がれてきた「源氏物語」の作者です。
紫式部が物語を綴りはじめたと伝わる石山寺は、いま注目を集めています。
今回は、石山寺をはじめ、滋賀県の魅力を楽しめるモデルコースをご紹介します。
【1日目】【観光】「源氏物語」の着想を得たと言われる「石山寺」
紫式部が「源氏物語」の着想を得たと言われる「石山寺」にやってきました。
石山寺から琵琶湖に映る月を見て、日本最古の長編小説「源氏物語」を書き始めたと伝わっています。
都の貴族たちの間では、観音霊場への参詣が流行しており、特に石山寺の観音さまは人気があったのだとか。
紫式部も観音さまに「良い作品が書けますように」と願ったのではないのでしょうか。
●住所：520-0861 滋賀県大津市石山寺1-1-1
●拝観時間：8:00〜16:30 (入山は16:00まで)
●入山料：大人600円
【観光】NHKの大河ドラマ「光る君へ」の撮影の裏側を知ることができる期間限定展示
NHKの大河ドラマ「光る君へ」に登場する衣装や、小道具、撮影の裏側を知ることができるパネルなど
展示している、「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」。石山寺境内にあります。
独自インタビューやドラマメイキングなど、大河ドラマ館オリジナル映像を4Kシアターで上映。
大津でしか見ることができない、大河ドラマの世界に没入できる展示がたくさんあります。
大河ドラマファンだけではなく、歴史好き、紫式部好きの方々もお楽しみいただけます。
●会場：明王院
●開催日：2024年1月29日〜2025年1月31日
●時間：9:00〜17:00 (最終入館16:30)
また隣の会場(世尊院)には、平安時代の「恋」を体感できる企画展、「源氏物語 恋するもののあはれ展」があり、
人気イラストレーター によるイラストや音楽アーティストによって平安時代を表現したコラボMVなど盛り沢山。
紫式部と源氏物語の背景を、楽しく知ることが出来ます。
●会場：世尊院
●開催日：2024年1月29日〜2025年1月31日
●時間：9:00〜17:00 (最終入館16:30)
●基本料金：600円
【お土産】期間限定で登場！大津の特産品が売っている「石山寺物産館紫-MURASAKI」
「石山寺物産館紫-MURASAKI」は、紫式部企画の開催にあわせ、石山寺境内に期間限定で登場。紫式部や源氏物語をイメージして、新開発されたグッズなど数多くのお土産がそろっています。
●会場：石山寺境内 拾翠園
●営業時間：9:00〜17:00
中でもおすすめなのが、石山寺で源氏物語を執筆している紫式部の雰囲気をイメージした、「紫の華」。
職人がひとつひとつ丁寧に仕上げ、生八ッ橋を使った新しい生菓子です。
石山寺のお土産にいかがでしょうか。
【スイーツ】令和の門前スイーツが集まる複合施設！「石山テラス」で休憩
石山寺の門前には、スイーツ＆ベーカリーの複合専門店「石山テラス」があります。
プリン専門店「石山寺プリン本舗」、焼き立て食パン工房「ツキノベーカリー」、お芋スイーツ専門店「芋屋十三」、sweets&coffee「石山寺カフェ」と個性あふれる4店舗のこだわりスイーツをお楽しみいただけます。
「 芋屋十三」には、産地から直接仕入れたさつまいもが楽しめるお芋スイーツが楽しめるお店。
中でも人気のメニューがこちら！絞りたてお芋のモンブラン。バニラアイスや、追いさつま芋が入っていたり、食べ応え抜群です。
2階のカフェは落ち着いた雰囲気で、ちょっと休憩したいときにおすすめです。
独自のイートインメニューやドリンクメニューもあって カウンターで注文して受け取る、セルフスタイルになっています。
【2日目】【観光】紫式部の父・為時が出家したというわれる寺院「三井寺」
2日目にやってきたのは「三井寺」。
「三井寺」は、藤原道長が深く信仰したと知られ、道長の奉納と伝わる弥勒菩薩が秘仏として金堂に祀られています。
近江八景の一つに数えられる「三井の晩鐘」をはじめ、数多くの貴重な文化財が受け継がれています。
こちらの鐘楼は、重要文化財にも指定されており、桃山時代の傑作といわれています。
「残したい日本の音風景百選」に選ばれています。
三井寺に行ったなら、「鐘みくじ」という特徴的なおみくじをしてみてはいかが。
何も書かれていない鐘の形をした札を200円で購入し、水につけると、うっすらと番号が浮かび上がる。
その番号を伝えると、おみくじとその番号の絵札がもらえます。
●住所：520-0036 滋賀県大津市園城寺町246
●拝観時間：9:00〜17:00(受付終了16:30まで)
●拝観料：大人600円
【観光】約1年間にわたって解される特集展示「源氏物語と大津」
「三井寺」から歩いて8分ほどにある「源氏物語と大津」では、
紫式部や源氏物語、執筆場所と伝わる石山寺、源氏物語ゆかりの地などについて関連する資料を展示しています。
入り口には、石山寺にある「源氏の間」を再現したフォトスポットや体験型デジタルコンテンツ、
紫式部なりきり体験など、様々なコンテンツをお楽しみいただけます。
源氏物語の世界を存分に楽しめる空間になっています。
●住所：520-0037 滋賀県大津市御陵町2-2
●会館時間：9:00〜17:00 (※展示室への入場は16:30まで)
●観覧料：一般330円
【お土産】日本のお茶マニアが集まる「中川誠盛堂茶舗」
一旦大津駅に戻ります。
大津駅からまっすぐ歩いた先には、滋賀県大津市にあるお茶の老舗店「中川誠盛堂茶舗」があります。
お茶を焙じているいい香りにつられ店内に入ると、そこにはこだわりのお茶がずらり。
数百種類を超えるお茶は、ほとんどが試飲が可能。
気になるお茶は急須やポットで準備してくれ、試飲スペースでゆっくりとお茶選びができます。
お茶の淹れ方や、選び方もお話ししていただけるので、初心者の方にも安心して購入していただけます。
【カフェ】琵琶湖が一望できる、ハワイアンカフェ「R cafe at marina(アールカフェ アット マリーナ)」
最後にご紹介するのは、琵琶湖が一望できる「R cafe at marina(アールカフェ アット マリーナ)」。
滋賀県産の近江野菜をふんだんに使用したランチや、近江牛のビーフシチューなど人気メニューが揃ってます。
中でも人気なのは、ふわふわの雲と青い琵琶湖をイメージした「ビワコスカイ」
さっぱりとしたピーチベースのソーダの上にはふわふわのわたあめがのっています。
●住所：520-0241 滋賀県大津市今堅田1-2-20レークウエストヨットクラブ2F
●営業時間：11:00〜16:00
●定休日：火曜日
紫式部ゆかりの地を巡ってみてはいかがでしょうか。
紫式部をはじめ、多くの平安貴族が訪れたまち・大津。
紫式部ゆかりの地を巡ってみてはいかがでしょうか。